2012.04.22(Sun):店主の独り言です
  
 いつも お越しいただき ありがとうございます。
 コメントや拍手も沢山いただいてうれしいかぎりです。

  

  長らくお話しておりませぬ妖怪話

  なかなか妖怪も棲みにくくなった世の中ですが

  ほらっ そこにも あちらにも

  どうぞ気づいて 気づかぬふりをしていただけたら幸いです。

   ふらりと迷い込んで・・・
   聞いていただきました妖怪話のつづきは・・・・またの機会に。

    
   
          妖怪好きの店主より





   











  




  

  
  

  
  

  
  

 
2012.01.20(Fri):おしゃべりな妖怪

  
   「ここ・・・越していくらしいんよ。」

   「それじゃあほんまのお化け屋敷になるやないねえ。」

   「どのくらい住んどったかな・・・
     おさげの娘がおったやろ どこぞに行ったか。」

   「いややなあ  ボケとるなあ あー長生きするもんやないなあ
     今は あの娘の孫の孫の世代やないか。」

   「そうやったかの・・・けど似とるよ
     ほれ こっちを見とる あの娘やで。」

   「いかん いかん あんくらいの三つやそこらの子には用心しやな 
     わしらのこと・・・見えてるんや。」

   「言わんこっちゃない・・・みつかってしもうたで。」

   「あかん ほれ 親に言いにいきよった。」

   「アホやなあ・・・言うたかて 信じへんのに。」

   「ほれみてみ  『そんな大きな一つ目の牛みたいなやもんおらん!』言われて
     かわいそうに泣いとるがな・・・」







    
 あーまぶしい・・・

 わたくしの顔 汚れてはいませんか

 紅はきれいにひいて・・・ありますか


 はい  とてもきれいです


 
 あー悲しい・・・

 着物の袂が 少しだけほつれているではないか

 御髪は乱れては・・・おらぬか

 三人官女は声をそろえて答えます
 
 はい  とてもきれいです

 
 


 何十年も押入れの奥に忘れられていた雛人形を出してみますと
 
 少しふくれっつらしたお顔でございます。

 桃の節句の頃には どうぞ機嫌がなおっておりますように。

 


 
 

 
 

  

2011.07.28(Thu):あのね…

きれいな  きれいな 

  扇子がありました。

 それはね 

  おばあちゃんの箪笥のなかにありました。


 上から三つ目の 小さいほうの引き出しの中。


  扇子をひろげるとね

  そおっと
  
  そっと 気をつけてひろげないといけません


   あかい金魚がね ちょろちょろって 泳いでいるの

  でもね

  夜は ひろげてみてはいけないっていうの

  ・・・・・・・

  
2011.05.24(Tue):おしゃべりな妖怪
 そろそろ 陽が落ちるで

 消えそうな たよりない提灯も
 ないよりましか

 ワシには そんなもん あってもなくても よくみえるよってな
 
 まっくら闇の夜かて

 月が雲の中に隠れとっても

 おまえのことは よくみえとるんやで

 すがたかたち どころか めだまのあるところだって

 よくみえとるんやで

 そんなに振り向いてたら けつまずくで

 大丈夫 すぐ後ろにおるで

 
 ほら  手にふれたったで

 どや 自慢の尻尾や

 汗ばんどる手やな


 ほら  ちょっと痛かったか すまんすまん

 背中をつついたんは 自慢の爪や

 
 ほら

 首に ふれたんは 自慢の牙やで


 おっ 走る元気は 残ってたんやな


 こけなやあー 気いつけてやあー
 

 これでええ 

 闇夜は怖いもんや